デスク天板の厚さをお調べの方へ。
デスクの天板サイズに最適な厚さが分かると便利ですね。
デスク天板の厚さは載せる物の重さや天板のサイズ、天板の内部に使用している構造材、さらには天板を支える脚と脚の間隔で判断します。
本記事の内容
- デスク天板の厚さは、荷重量や脚と脚の間隔で決める。
- デスク天板の厚さを指定して作る事ができるオーダーメイドがあります。
この記事を書いている私は、国家資格技能士で木製建具製作、商業施設の店舗什器、新築やリフォーム工事に取り付ける造り付け家具、木材加工、メラミン化粧板等の加工歴が38年ほど。
現在、木工所弘形工芸を経営、オーダーメイドでデスク天板等を毎日製作しています。
1.デスク天板の厚さは、荷重量や脚と脚の間隔で決める。
デスクの天板厚さは天板のサイズ、載せる物の重さ、脚と脚の間隔で決めましょう。
脚と脚の間に貫桟や貫パイプが通っていて天板中央部分を支える事ができる場合は、薄い厚さでも大丈夫です。
天板長さ1300mm×奥行き600mm×厚さ30mmで四隅に脚を付けで支え(脚と脚との中心寸法1200mm)の中央部分に荷重をかけた場合のタワミ量の目安量
内部構造材に木材を並べたランバーコア合板や集成材天板の場合
- 30kgの荷重量でタワミ量が約4mm
- 50kgの荷重量でタワミ量が約7mm
- 80kgの荷重量でタワミ量が約12mm
- 100kgの荷重量でタワミ量が約15mm
上記のサイズと天板厚さ30mmで100kgを載せたとしてもタワミはあるけれども、折れるなどの破損はしないということです。
以外のサイズは上記のタワミ量を参考にしてください。
当然ですが、脚間隔が広かったり、天板の厚みが薄いとたわみ量は増えます。
その対策は、天板の厚さを厚くしたり、支持脚を追加増設の対処が必要です。
また、木の種類で違ったり、さらに、木は天然素材で個体性質に違いがありますから、タワミ量も変わります。
当記事内の画像は、メラミン化粧板という素材を基板パネルの上に貼り合わせたメラミン天板です。
2.デスク天板の厚さを指定して作る事ができるオーダーメイドがあります。
デスク天板に載せる物の重さや天板サイズに合わせた厚さで作る事ができるオーダーメイドがあります。
天板厚さ基準は、30mm・36mm・42mm・51mm・60mmがありますが、厚さ15mm~60mmの範囲内の1mm単位で指定できます。
天板厚みを薄くしてオプション脚の本数を増やす事もできます。
デスクの天板厚みを増す以外の方法では、天板を支える脚の本数を増やすと天板厚みが薄くても大丈夫です。
脚の先端部分には、高さレベルの調節が出来るネジ式のアジャスターが付いています。